散歩道<6731>
社説・殺人ロボツト(2)・出現を許していいか
攻撃の成否にかかわらず、責任は人間がとらなければならないが、その覚悟やおそれが薄れはしないか。作動や、サイパー攻撃によってその兵器が乗っ取られる心配もある。殺人ロボットがテロリストの手に渡ったら、いつたいどうなるか。
交戦の規則などを定めた戦時国際法は、対等な条件下での敵対行為を前提としている。一方が機械になれば、土台そのものが崩れてしまう。
こうした兵器の規則を検討する国際会議が昨年からスイス・ジュネーブで開かれ、ことし8月末に3回目の会合があつた。
全面禁止を主張する国から、ゆるやかな人間の関与で足りるとする国まであつて、議論はまだ煮詰まっていない。
国際社会は民生用ロボット分野で高い技術を持つ。会議では「完全な自律型致死兵器は開発しない」「冷静でバランス」のとれた議論を」と述べたが、腰が引けた感は否めない。ロボツトの平和利用を進める立場から、もつと議論を主導してはどうか。<検>戦争、<検>AIロボツト、
'18.10.20.朝日新聞
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