散歩道<992>

                       絵画展2006春季創画展

 今回は153点の作品が展示されていた。どれも力作である。背景がぼやかされている絵は1枚もない。人物あり、自画像あり、1人あるいは4人、自然あり、農業あり、生物あり、景色あり、ヌードあり、祈りあり、廃墟あり、家あり、高速道路あり、建築物あり、夢の世界あり、物語あり、皆自分が感動したものを描いておられる。入り口近くに春季展賞作品が並べられていた。どこか、他の作品より、優れた所があるのだろうと、じっと見ていた。前回(散歩道706、下に記述)同様、全作品を観たあと、選ばれた作品の前に立ちなぜ選ばれたのか考えてみた。その何枚かを買った。描かれた背景には何日も向き合い、又、何日もその情景を思い出しながら制作に取り組まれたのであろう。今回は黒く描かれた作品を見ていた。黒にも真っ黒、薄い黒、光を受けた黒、黒のところに光を受けもの等、その暗さの度合いの深さを示しているような作品に、興味を持って観ていた。又タイトルの付け方も、各自のものを興味深く見た。「風化」という時間の経過を捕らえられたもの、見る人によれば地中海はエーゲ海は明るさであり、白さであるように思うのだが、それは画家のとらえ方であることがわかる。人物には、やはりそこになにか、ぬくもりを感じる。

備考:前回(散歩道706)の自分なりの(勝手な、評価基準です)1、なにか人に訴えるものがある。2、構想が新しい。3、絵としてまとまっている。4、非常にユニークである。5、美しい絵である。6、随分詳細に時間を掛けて描かれたのである等。