散歩道<95>

                      匂いの文化・風の文化(1)

1、いの感覚は、貴族社会では源氏物語の時代から、男性よりも女性?を中心にずいぶん研ぎ澄まされていたのではないかと思われる。香木も各人のものを持っていたといわれている。王朝貴族の本質は社交であった。女性の対外交渉はすべて手紙ではじまった。男性は女性を直接には見なかったようだ、筆跡や和歌の詠み方で人物を判断したといわれている。当時の貴族は、大変五感光,音,匂、味)が優れていたようだ、貴族は手紙のやり取り等で相手に自分を強くアピールする手段として、匂いを活用することも大切な要素であったし、夜は蝋燭などの生活のため大変暗かったことも、その必要性を高めたと考えられる(人間違いなどあったのでは)。これらの関連する技術は、かなりのレベルまで進んでいたようである。
備考:長崎出島の当時の町の再現された明るさは(暗さ)で、昔は大変暗かったことが実感できる。

2、自己表現を香料等で美的表現の方法として利用するということは、元々日本が元祖?であったのではないかと思う、香をたくというような伝統文化は、昔から今日まで、延々と茶道高級料亭では知られた文化として伝わっている。現在では、匂いの文化は世界的に化粧品会社を中心に進められているように思う。一方日本では、消臭的な面
、化粧品会社や製薬会社を中心にに進んでいったようだ。
散歩道<264>に説明したように、香料文化に関しては古代エジプトの方が古くからあったことがその後調べて分かった.

3、平成元年の「咲くやこの花」博覧会で、今から1000年以上前の潅木が、今にその匂いを伝えているという説明と共に展示されていた。いずれ商品化されるのではないかと感じたのを思い出す。

4、のもたらす自然の流動感は、平安文化の魅力の源です。何かを借りて自体の容姿をあらわす、他を誘発して視覚化していく
(桜散らす、秋草をふるわす・帆掛け舟を走らす・)(こだま・春一番・土用波・夕凪・木枯らし・つむじ風)それらを歌や絵として表現した文化は日本独特のものであろう。実に風流であります。流れる水や雲、飛び交う鳥や咲き匂う花、こうした移ろいやすい自然風物に、美を感じる日本人の心情があるように思う。文章一部引用させて頂きました

備考:,散歩道<102>匂いの文化・風の文化(2)、<267>香水の種類、