散歩道<949>                         

                
講演会・.21世紀の環境・経済・文明
(2)エコトピア・テクノトピア          (1)〜(3)と続く
     このような世界の動きの中で、@日本の経験から学ぶ、A豊かな生活と調和、B日本は世界にどう伝えるか、問題が提起された。

A、古代の砂漠化の原因はヤギとヒツジである(1900年代でもそうだ。.ニュージランド、今ある樹木も殆ど外来種だ)
B、
(1)古代でも都市ができると必ず廃棄物の問題が発生した。BD79.ポンペイでも水の管理は出来ていたが廃棄物は城壁の外に捨てるだけであった、ヴェスヴィオ山の噴火流出した溶岩が本来城壁で止まるはずであったが、ゴミの山を越え、この壁を容易に越えてしまったのではないかといわれている
  
(2)14世紀ヨーロッパで、1900年満州で発生したペストはネズミが原因だが、その背景には廃棄物の問題があったということだ。
(農耕だけの時代では、人間が生きれたのは100万人ぐらいであろう、古代ギリシャ時代には色々な技術の進歩により、1億500万人程であろう。(やはり科学技術が進まないと多くの人類を養っていくことは出来ないのだ。) '08.1.7.朝日新聞、ナポリの市内は昨年末からのゴミの収集が出来ていないため、道路上を、道をふさぐ所までいっているそうです。
'09.1.20.朝日新聞、カシミヤ大売れモンゴル砂漠化、ヤギ数、10年前の1.8倍という記事が出ている。
(総合地球環境学研究所で調査結果)

ニュージランドは玉(ぎょく)器、鳥、山、太陽、森を(自然の秩序を尊重する)崇拝する社会であった。
長江文明、縄文式文明、アンデス文明、マヤ文明は植物文化圏である(西洋の動物文明圏に比し)自然の循環を崇拝し、生物循環、生命が生まれ変わることに、最高の価値を置いている社会である。天と地の結合。山は天地の掛け橋である。(森は天上の世界より美しい(素晴らしい))。ここに西洋文明が入り込んでこの世界を消滅させた。当時の動力は馬や牛で、自然を汚すことはなかった。産業革命は環境汚染の問題を提示した(石炭、石油、天然ガスの大量の使用により)(今では地球資源の自然循環許容量を超えているところまでになった)ルネッサンス(文芸復興)以降、多くの国で文化人が輩出し、ロマン主義やユートピアの世界を求めたが、理想通りにはいかなかった。その後の度重なる核実験や原子力の開発は、放射能汚染という問題を引き起こすことになった。テクノトピア(技術理想主義)テクノセントリズム(技術中心主義)から エコトピア(環境理想主義)エコセントリズム(環境中心主義)への発想の変化が必要です。しかし担味わった文化を200〜300年前の文化に戻すことなど出来ない。生活価値の不可逆性という問題が残る。positiveに捉え、別の方法を作る以外にない。

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