散歩道<919> 食料問題は散歩道<6686>に続く
経済気象台(24)・日本農業の強化策
世界貿易機関の多角的貿易交渉が難航している。日本政府のスタンスは鉱工業品やサービス分野で貿易自由化引き出す一方、農業分野で国内市場をどこまで守れるかということのようであるが、立場は非常に厳しい。ブラジルやインドなどは自国鉱工業品市場の開放を、先進国の農業分野での譲歩とセットで交渉しており、日本も農業分野での譲歩はさけられない状況となっている、さらに米国は、農作物の上限関税を75%に、そして例外処置として対象外とすることの出来る重要品目を各国の対象品目の1!%以下とする案を提案している。この案で合意された場合、700%超の関税がかかっているためコメをはじめ、多くの農作物の関税は大幅な引き下げを余儀なくされる。又、約1300品目に上がる日本の対象農作物のうち例外として認められるのは13品目に過ぎず、17品目あるコメだけでも、全てを対象とすることはできないのである。日本政府は例外対象品目比率を10%〜15%に拡大するなどの代替え案を提案しているが、日本の農業にとって本当に将来につながることなのであろうか?早くから国内市場が開放され、外国産との競争にさらされてきたリンゴは、今でも立派に生き残っているばかりでなく、1990年代半ばからは積極的に海外市場への進例に倣(なら)い、台湾をはじめとするアジアを中心に輸出に成功している。さらに鳥取の二十世紀梨も東南アジア市場への進出を果たしている。こうした例に?政府による農業支援の方向を、外国からの流入を防ぐのではなく、日本の農作物が国際競争力をつけて、輸出を拡大するのを支援するという方向へ転換してはどうだろうか。経産相から農水相へと、国際通商交渉では180度違う立場になった中川大臣の手腕を見守りたい。
'05.11.21.朝日新聞
備考:1、中国やインドが食料の輸入に頼るようになった時、日本に食料が入ってこなくなることも予想される。日本の自給率は40%に過ぎない。2、米文化を復活する時である、(ささにしきなどの米は炊飯器とセットで輸出している小泉総理発言)。賞味期限を厳しく守っている(あまり厳格過ぎないか?)。捨てる国がある一方、食物がなくて人が亡くなってる国が世界には数多くある。虫が食っている、曲がっている物を大切にしない。(科学的に判断できないか)、3、もったいないという言葉を大切にする教育が必要である。4、地球温暖化の問題(世界的な異常気象、砂漠化、放牧、潅漑、弱い土壌等)を見過されていることもある。
備考:2、<1398>世相:野菜を捨てる。