散歩道90

                        
1、戦時中の婦人会の消化訓練進駐軍ガム 2、戦争映画「眼下の敵」


1、戦時中の婦人会の消化訓練進駐軍
   戦時中
(昭和20年初)家を守っている婦人会の町内全員が、夜指定された場所で集まって消火訓練が行われた。一つの火を消すために何十人が一列に並び次から次へとバケツの手渡しが行われた。橋の上の道路には敵の旗が一面に敷かれ鬼畜米英(きちくべいえい)と書いてある、その上を踏んで行く人の列をおぼろげながら覚えている。これが攻めてくる敵に対する対応であった。銃後の守りとはこの事をいうのかも知れないが、これは本当の本土決戦で最後の戦いになると小さいながらに僕も考えていたようだ。
 終戦後1、2年して進駐軍の兵士が僕の町にもジープでやって来た、大人は皆、家の中から恐る恐る見ていたが何も起こらなかった。しばらくして子供は彼等がガムをくれるということが判ると、ジープが走る後ろを走ってついて廻ったものである。正直な所、初めて会う外国の軍人ではあるが格好良かったと記憶している、怖いと言う様な考えは起きなかった。その子供の数はいつの間にか大変大きい輪になった。その時初めて食べたガムは何時までも口の中で解けないものだという妙な感じであったが味の思いでは残念ながらない。


2、 戦争映画「眼下の敵」
  戦後57年経過ということ
で思い出す映画がある。ドイツ潜水艦ユーボート艦長クルトユルゲンス、アメリカの巡洋艦艦長はロバートミッチャム、海底にいるアメリカの巡洋艦に何発もの爆弾を破裂さす、その後悠々とドイツユーボートはボリュームいっぱいに音楽を流しながらそこを去る。その後、戦争ではドイツは負け、アメリカは勝つ事になるが、勝者も敗者もこの船に乗っていた船員は歴史の中に消えてしまったのかも知れない。この映画のサウンドトラックを聞くと、いつも歴史の中に存在した*1人の命の尊さと、戦争のむなしさと、時間の経過というものの厳しさを感じずにはおれない

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