散歩道<885>

                                
  大集合(405)・1699・ オピニオン・女性を阻む固い天井(3)

1699、 一般的に、リベラル的な公正さは平等や人権に象徴され、社会的弱者や少数派への優遇策や配慮に繋がります。しかし「非マイノリティ」が考える公正さは「数に応じた比例配分」や「因果応報論」「伝統・秩序の尊重」と結びつきます。LGBTへの配慮に疑問を呈した杉田水脈議員のような主張は、心情的に浸透しやすいのです。
彼らの投稿を読むと、極端な感覚を持つ人々ではないことが分ります。しかし「女性専用列車は男性差別だ」と主張する時、痴漢犯罪に苦しんできた女性へ想像力が向か事はありません。
 社会が積み重ねてきた少数派への配慮の記憶を失うと、秩序や権威への服従が進み、「目には、目を」と言った地が現れてきます。こうした流れを止める為にも、ネット世論を特別視するのではなく、理解を深めながら、公論の場を形成する」言葉が必要とされていると思います。<.検>社説、<.検>女性、

'18.9.19.朝日新聞・立教大学教授・木村 忠正氏