散歩道<884>
大集合(404)・16986・ オピニオン・女性を阻む固い天井(2)
1698、女性に向けられたこうした批判は、ネット空間で、「生活保護」や「LGBT」「沖縄」「障害者」など、社会的弱者や少数はへ向けられる批判やいらだちと同様の論理構造です。根は同じところにあると思います。
ネット世論は保守的傾向が強いとされますが、「嫌韓・嫌中」を、憎悪に近い過激な言説で繰り返し投稿する人は投稿者の1%もいません。むしろネット「世論に通底する主旋律は、弱者や少数派た立場の弱さを盾にとって権利を主張し、利益を得ていると考える層が形作っています。いわゆる「弱者利権」へのいらだちや違和感です。
私はこれを「非マイノリティポリティクス」という概念でとらえています。マジョリティーだがマジョリティーとして満たされていないと感じている人々が、彼らなりの「正義や」「公正さ」を求める現象です。彼らは仕事や家庭、生活で困難を抱えていても、女性や障碍者の超に自らを「弱者」と表明できず、そこに違和感を感じています。
<.検>女性、<検>社説
'18.9.19.朝日新聞・立教大学教授・木村 忠正氏