散歩道<862>
大集合(386)・1664・ 思想の言葉で読む21世紀論・再魔術化(1) (1)〜(3)へ続く
科学文明の陰、闇が広がる
見えにくかった21世紀の時代の姿が少しずつ形をあらわにしているようだ。思想の新しいキーワードを入り口に世界はどこへ向かっていくのか考えてみたい。「再魔術化」という言葉が使われている。児童向けの物語の世界の話ではない。現代の社会を分析する研究者の間で、「魔法」や「呪述」が話題になっている。「現代の社会は魔術の世界に近づいているのです」。そう語るのは『再魔術化する世界』という対談集もある思想史家の山之内靖氏だ。「古い時代から人間は合理性を超えた神秘の世界に心を引かれてきた。21世紀の人間は今度は夢のような消費社会の魔力に見せられている」という山之内氏は魔術的な世界は先端技術などの分野にも広がっていると見る。「情報の速度など、過去に人間がなしえなかったことが当り前と思われている。人間の可能性が広まる一方、欲望も極限まで追いもとめられていく。脱物質化社会などと呼ばれる時代の姿には危うさがある」
'06.2.13.朝日新聞
散歩道<130>昔の魔法・現代の魔法、<379>水木しげる様の世界、<450>面白い話,18、<504>曽我蕭白展、<490>21世紀の環境・経済・文明講演会(1)〜(3)、<490>21世紀のビジョン改革のバイブル、<450>-18、面白い話・情報化時代は何でも記号化する。