散歩道<843>
大集合(367)・1633・ 平山郁夫シルクロード美術館展
1633 平山郁夫さんと奥さんの美術館展が実施された。この美術館が出来たいきさつや、100回以上この地を訪問された歴史の重み、現地の人との交流、そこで協力された人達との出会い等、戦後間もない日本社会全体も、平山様の一家の生活も楽でなかった当時の様子が書かれ、また、テレビ(館内で)で報道されていたのが良かった。そうして長年集められた貴重な美術品の数々である。ここに展示されているのは仏像を中心に、日本の歴史にはまだ出てこない(それ以前の)時代のシルクロードの昔の街に存在していたもの等である。ブッダーが人の姿ではなく、象徴*1として表されたものが(太陽のように見える)印象に残った。これらの仏像は鼻や、目、顔立ち、頭の髪等から西洋の影響を受けていることがわかる。そこには表現されているのは、この世での安堵と豊潤を求め、あの世への道しるべを願い、或は求めた様子が描かれたのであろう。現世の弱肉強食の様子が、弱者の立場から仏像に祈っていたことなどが説明から解かる。このシルクロードで存在していた仏像が、色々なルートを通って、政治や地域、文化の影響を受けながら、そのまま、或は大きく変わりながら日本まで辿り着いた様子が説明から解かる。又、埋葬されていた小さな人形、又飾りや、祭りに使われたのであろう、首飾りや王冠など、モザイク模様の容器や皿、当時の最先端であった物であろう。又、そこで織られていた布、スカーフやショールなど、当時の技術が素晴らしく、旨く今まで伝えられてきたかが解かる。今の時代から見ても模様といい、全体の構造からみてもすばらしいものである。平山様はシルクロードのことを歴史を紡ぎ、祈りをつなぐ道、東西の民族と文明を結んだ道であり、人類の遺産と美の宝庫とまとめられている。
散歩道<255>平山郁夫全集(1)、<256>平山郁夫全集(2)<758>「日中韓文化交流フオーラム」結成、<807>面白い文章・シルクロード、3、<1742>第62回春の院展
備考:'18.8.平山美術展がトルファンンで開かれている。平山美術館より多くの仏像などが展示され、その素晴らしさに同国の人々が感動されているという。
備考:*1、小山形をしたものや、人の足の形をしたものが作られていたようだ。