散歩道<797>
散歩道・面白い話・大集合(334)・1570
対談・倉田真由美様・野口美佳様(2)・どうする少子化 (1)~(4)へ続く
常識が結婚・出産縛る、認め合うことこそ大事、いい男少ないのが一因、自由な選択許す社会に
・・・・日本は他の先進国に比べ、日本は結婚していないカップルの間に生まれる子供の割合は低いです。
野口:それを許さない社会的風潮が少子化につながっていると思います。結婚はしたくないけど、子供が欲しいという女性も増えている。いま、20~30代の男性向けファッション雑誌が売れている。男性が自分にカネをかけるようになった。
野口:いま、日本の男性は凄くきれいになった、その分女性や子供にお金が回らなくなった。女性からすると経済的に頼れないということは、結婚しても仕方ないと思っちゃう。
倉田:結婚は他人同士の結びつきだから、恋愛感情だけでは持たない。だから、自分にとってどれだけメリットがあるが大事。働く女性、経済力のある女性にとって結婚はメリットが少なすぎる。男性は家事でも育児でも役立たない。むしろ家のことは大変になる。女性が経済力を持ってくると、結婚に中々結びつかない。
・・・・結婚のメリットはどんどん減っている。
野口:でも、女性は基本的に奉仕の精神があるから、一人の男性に自分の一生を捧げてもいいと思っている。自分を捧げて、その人が代わりに世の中に出るとか、社会の役に立つたら、その人のお世話をする、その人の子供を生むことで、一生満足に暮らしていけるところが女性にはある。まあ、そんないい男はなかなかいないけど。
・・・「出産、育児は損」というイメージが広がっているのでしょうか。
野口:そうだと思います。母親は子供をつれて外出するといつもピリピリしている。親がしっかり子供を見ているべきだという「常識」にがんじがらめになる。女性は子供を生んだ瞬間に「まじめに生きる」というスイッチが入るもの。だから、他人からあれこれ指図されて、なおさらどうしたらいいか分からなくなる。そんなストレスにさらされていますな。
倉田:子供を育てるって本当に大変。24時間おとなの目が必要だし、労働力も必要。それをお金に換算すると大変な額になる。もうちょっと「みんなで育てればいい」という世の中になって欲しいと思う。お母さんに負荷がかかり過ぎている、虐待に追い込まれる女性の気持ちも解る。悪いのはいつもお母さんと言われて。
'06.1.7.朝日新聞、通販会社社長・野口美佳様・漫画家・倉田真由美様
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