散歩道<742>
散歩道・面白い話大集合(286)・1465
1462、平成の日本の自画像
国の形”平成とは”の日本の自画像で、小倉和夫元駐仏・駐韓大使の話が何とも面白い。
終戦後の日本は軍国主義ではない国だが経済力もない「ないないニッポン」だった。高度成長で立ち直ると先進国に「なったなったニッポン」となる。その後、大国の義務を果たそうと国際貢献の機運が高まり、「やるやるニッポン」になった。ここまでは一直線に進んだが、平成に入って経済の停滞と中国の台頭を前に、ソフトパワーが注目され、アニメや伝統文化が競争力だとする意見が強まる。これは「見て見てニッポン」だろう。今後は世界に先駆けて少子高齢化と低成長を迎えた立場で、成熟・共生社会という新しいモデルを示すべきだと思うが、国民の意識はそこにいたっているだろうか。<6416>・平成とは日本の自画像、
1463、わけもなく近づく女には、要注意!「しおらしい」
その昔、山国では、塩は大変貴重な物資だった。山国の女の中には、通りがかりの商人や旅人達の懐をねらって、色仕掛けで塩を巻きあげる者がいた。何度か痛い目に合ううちに、さすがに鼻の下を長くした男どもも、女の狙いが「塩らしい」と気づいた。そこで男たちは、ことさらに媚を含んで近よってくる女には、「あの女は塩らしいから気をつけろ」と警告し合うようになったという。、いつの世でも、色仕掛けで男の懐を狙う女は絶えないものだ。この言葉は、可憐な、いかにも「しおらしく」みえる女につい気を許すと、全財産を巻き上げられかねないという貴重な教訓が込められている。樋口清之
1464、科学
科学と芸術は全世界に属する。この二つの前では民族性の障壁は消えてしまう。ゲーテ、
1465、タバコ史に名をとどめる外交官「ニコチン」
15世紀末、フランス公使としてリスボンに在住していたジャン・ニコット氏、たまたま知り合いのオランダ人からタバコの葉を手に入れた。この珍らしい葉をフランス本国に送ったところフランス人はこの葉でタバコを作った。その名が、ニコチアナ。しかもご丁寧に、タバコに含まれている有毒アルカロイドを「ニコチン」となずけた。相手を煙に巻くことの得意な外交官とはいえ、このニコット氏、かくて*1その名をタバコ史上に永久に残すことになった。360余年後の今日、タバコの肺ガンで自分の名が世界中で宣伝される様を見て、あの世の外交官は、どんな思いをしていることやら。樋口清之様 <1713>*1歴史に名を残す