散歩道<7004>
社説・月着陸50年(3)・ 宇宙利用に新たなルールを
交錯する利害と思惑
中國だけではない。ペンス演説の翌日、インドがミサイルで人工衛星を破壊する実験に成功し、その能力を持つ4番目の国になった。ただ、中ロと対抗する為に米国はこうしたインドの動きを事実上黙認。自らの都合を優先させた各国間の駆け引きは熾烈(しれつ)を増している。
しかし忘れてはならないのは、この半世紀で宇宙は日常生活の基盤になったということだ。天気予報、テレビ放送、カーナビゲーション、スマホ端末の位置情報・・・。どれも人工衛星があってのサービスだ。民間企業も次々と参入し、宇宙旅行は絵空事ではなくなった。
「宇宙は新たな戦闘領域だ」とトランプ大統領は言う。だがそんな認識では、これからの宇宙利用は到底立ち行かない。<検>世界、<検>科学
'19.7.29朝日新聞
![]()