散歩道<6999>
新時代・令和・ 分水嶺の科学技術(5)
進歩は両刃(もろは)の剣 どちらに転ぶか 責任の重い時代
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・・・・学者が研究に使える時間の少なさも問題ですね。
「日本の研究者に高い事務能力が求められますが、研究能力とは必ずしも比例しません。米国ではそこまで求めない。事務仕事をサポートする人がおり、その分、創造性が求められます。米国の研究者は一見、暇そうに見えます。夕方5時、6時になると帰り、夏に2、3週間休みます。成功したら、いい家に住み、ポルシエとかに乗っている。学生が研究者にあこがれる雰囲気にあふれています」
・・・・ 研究者を魅力ある職業にすれば、優秀な若者が増えますね。
「ただ、目利きが難しいのです。大きな可能性がある研究者かどうかは、短い申請書では分らない。過去の業績は評価できても、新しいアイデアや人となりは評価できません。しっかりした人は5年間成果が出なくても支援する価値がります。研究には作法があります。失敗や予想外の結果もしっかり記憶に残して解析している研究者であれば、その繰り返しにより驚く成果が出ることがあります。そう言った努力は書類だけではわからないので、組織が日常的に客観的な評価をしないと、埋もれている才能を発掘できません」<検>科学、
'19.7.20.朝日新聞・京都大学IPS細胞研究所超・山中伸弥さん
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