散歩道<6917>
経済気象台(905)・SDGSの課題
国連が設定した持続可能な開発目標への関心が高まっている。先進国・発展途上国が抱える社会解題を包括的にとらえた物だ。具体的には貧困、飢餓、経済成長、気候変動、ジェンダー平等など17分野について、目標を定めている。
わが国でも政府や経団連などで、具体的な動きが加速していることは大変喜ばしい。
一方で、課題も見えつつある。1つは我が国ではGSR(企業の社会的責任)の目線で考えることが多く、ビジネスチャンスとはとらえていない。
先般、面談した欧米のSDGS関係者は、SDGSの実現が新市場の開拓に繋がり、雇用創出力が高いことを力説していた。
確かにSDGSは世界の課題の一覧であり、これを解決する商品を提供すれば、世界中でビジネスになるはずだ。利益がある所に革新が生まれる。社会貢献ととらえるだけでは、社会課題の解決のビジネスチャンスも逸するリスクがある。
大企業中心となぅていることも課題だ。社会的課題に関心が高いベンチャー企業や中堅中小企業は多い。ベンチャー企業などを巻き込むことで、より効果的な対応が進むと期待できる
2025年万博の大阪開催が決まったが、我が国は万博を通じてSDGS達成のフロントランナーとなることを表明している。SDGSの成功事例を世界に示し、万博のレガシー(遺産)にしたい。
会場設定やインフラ設備が喫緊の課題だとしても、それだけ注力すると、単なる一過性のイベントで終ってしまいかねない。25年以降の持続的成長と世界の課題解決の為にも、日本や関西は、SDGSへの対応を急ぐ必要がある。<検>経気台
'19.1.16. .朝日新聞
備考:将来はこのテーマを世界は目標にするだろう
