散歩道<6900>
奈良国立博物館・藤田美術観展・曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき
'19.5.は10連休の7日目ということもあり、叉よく晴れた日でもあった。5月1日・令和という年号を持迎えた3日目、近鉄奈良の駅前は人で一杯であった。人々も何だかうきうきしている様子がなんとなく感じられる。奈良市内の彼方此方(あちこち)で行事が計画されているのか人の流れがやけに多い、この美術観展には開演前から4~50メートルの列が出来上がっていた。どうもお目当ては「曜変天目茶碗」の鑑賞のようだ、何色にも光り輝く美しさはこの器独特のものだった。NHKの日曜美術館でもこの器(陶器)については解説されていたのでそれを見ての知識が皆様にあるようで開園前に並んでいる人達からその話が聞こえてくる。
会場での解説では、明治初期に起った廃仏稀釈運動で日本から古く文化価値が高いと思われる古美術品などが諸外国へ2足3文で買われ海外へ輸出されるのに耐えられなかった当時の一流の文化人であった藤田伝三郎(1841-1912)とその子息たちや住友吉左エ門(1864-1926)、村山龍平(1850-1933)氏らが大名や貴族、神社、お寺、豪商等からこれら作品を意欲的に買い取ったといわれる。それらの作品群は茶道具、物語絵と肖像、墨蹟と古筆、仏像、尊像と羅漢、蒔絵、法具、仏典、面、箱、刀等に及ぶこれらの中には国宝や重要文化財のものが数多く展示されている、それらを彼ら風流人らは仲間で絵を鑑賞したり、茶、能を楽しんだと説明されていた。
今日の奈良の昼時の奈良公園に向かう人出や駅周辺の商店街を歩む人の勢いは今まで感じたことの無いようなものであった。京都駅に着いたがここでも同じように人が押し寄せてくるような勢いをかんじたのである。<検>世相、<検>美術展、