散歩道<6878>
                                    オピニオン・ 迷走の英国・どこへ(5)


  多文化主義の理想 今や誰も口にせず 崩壊した国際感覚

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  「でも、その見方は、現実とは合致しません。労働者階級にロマンチックナ幻想を投影し過ぎです。私たちの調査によると、労働者階級の多くは白人ではなく、多様な民族で構成されているのです。彼らはパキスタンに親戚がいたりと、すでに十分国際化されている。労働者が単純に グローバル化に反対するわけではないのです。むしろ、国家の枠にとらわれがちなのは、事務職などのホワイトカラーやちょっとした富裕層といった、見捨てられてもいない人々とでは、と推測できます」
 「国際的でリベラルなエリートに対する反発は、英国のEU離脱はだけでなく、例えばフランスの『黄色いベスト』運動にも見られます。かといって、多文化で多様な社会w目指す意識を捨て去り、ナショナリズムに回帰しても、何ら問題が解決するわけではない。その試みは過去失敗したし、今後も失杯します。何かを求めようとすると、ナショナリズムとは異なる理念を探るしかないのです」 
<検>外国、<検>政治