散歩道<6841>
日曜日に想う・冷戦終結30年民主主義の迷走(4)
人々は選挙の意味を失いつつある。
民主主義を支えてきた諸制度への不信。その病理から日本も逃れていない。
日本のシンクタンク「言論NPO」が昨年、全国で実施した世論調査によると、「政党」を信頼しないと答えた人が66.3%、「国会」も66.9%だった。
「政党に問題解決を期待できるか」と問われ「できる」と答えた人は2割に満たなかった。これらに次いで「政府」や「メディア」「首相」も高い不信化んんを突きつけられている。
また民主主義が」「好ましい」かどうかという問いに「国民が満足する統治の在り方こそが重要であり、民主主義がどうかはどうでもいい」という回答が32.2%で「好ましい」と拮抗した。
この30年、民主主義への信頼感が西から東へ広がるより、不信感が東から西へ幹線していったかのようにさえ見える。
平成とともに始まった、民主主義の興隆だったのか凋落(ちょうらく)だったのか。冷静後の世界の同様に納まる気配はなく、むしろ深刻化が続きそうだ。
平成の終わりは新しい時代の始まりを意味しないい。<検>政治、<検>世界、
2019.1.13.朝日新聞 編集委員・大野 博人氏
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