散歩道<684>

                                    
散歩道・面白い話大集合(236)・1267

1264.60代以上の方は、終わった今、「成仏」出来ているか
 
60代以上の方は、終わった今、「成仏」出来ているか、考えてみることだと思います。一番まずいのは、終わっているのに「終っていない」と思っていること。私たちは年を取った人を凌駕(りょうが)
して、第一線に出ました。今度は凌駕される番。「まだ若い者に負けない」と思いたくても、世代交代なのです。
 「残り桜も散る桜」。認めると、動き出しやすくなります。
<検>6113・内館牧子さん

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. 黒・白でわかった役者のランク「玄人(くろうと)・素人(しろうと)
 お金を取って客に楽しませてもらっている高級クラブのホステス、お酌をするしか芸のない芸者など、現代ではこの世界でのプロ意識の希薄さははなはだしいが、その点、昔は厳しかったようだ。江戸時代、さかんに出版された役者評判記には、「吉」の字の数で役者の品定めがしてあり、その字が黒い役者は、白い役者より格が上だった。また、花街でも、お白粉(おしろい)を塗りたくって客に接するしか能のない遊女を、「白人(しろと)」と呼んで区別した。そんなこんなで、「玄(黒)人」「素(白)人」の語も生まれたというが、翻(ひるがえ)って現代、水商売以外の素人女性が、三食昼寝付きの永久就職に躍起になるのも、その芸のなさにおいて変わるところがない。樋口清之様

1266
. いい生活を望むなら、今のうちに転職しろ。
 
私が建築の道を歩みだしたばかりのころ、アルバイト先の設計事務所の所長にこんなお説教を受けました。「建築設計で成功するには才能がいる。いい生活を望むなら、今のうちに転職しろ。ただし、技術者として社会に貢献しようというなら道はある。この技術とは、建築工学技術と、建築を作る上での作法、気配りの技術の2つだ」、後者の技術とは、建築と街並み、ひいては周囲の自然とのかかわりをいかにするかという問題でした。
<検>6157

1267
. つぎの宿場までは長い「長丁場」
 江戸時代、交通の幹線をなした街道筋には、適当な間隔をおいて宿場町が並んでいた。この各宿場町の間隔は、機械的につくられたものではないだけに、いたって不ぞろいで、長いところもあれば短いところもあった。宿場と宿場の間を丁場と言うが、このうち長い丁場を称して「長丁場」といった。これが旅人たちや飛脚、駕籠かき人足たちの間で言いならわされ、今日物事が長く続くことの意に使われるようになった。先を急ぐ旅ならいざ知らず、物見遊山であれば長丁場もまた楽しいものである。現在、「臨時国会も長丁場を迎え」などと使われるが、こういうダラダラした長丁場だけは願い下げにしてもらいたい。樋口清之様