散歩道<6839>
日曜日に想う・冷戦終結30年民主主義の迷走(2)
同じころ東独に西から市場経済も入り始め、ないはずの「失業」という苦境に陥る市民が急に増えた。支援団体を訪ねると、「ヒットラーにような強い指導者」や極左組織、「西独赤軍」へ期待をにじませる失業者らの手紙を見せられた。
壁が崩れて数か月。早くも「民主化」は迷走を始めていた。
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旧共産圏のほとんどの国で、市民の過半数が民主主義は旨く機能しないと考えている。パリのシンクタンク「政治刷新のための研究基金」の報告書「民主主義はどこへ?」はそう「指摘する。欧州と米国の26か国で約2万2千人を対象にした2017年の世論調査の結果だ。<検>政治、<検>世界、
2019.1.13.朝日新聞 編集委員・大野 博人氏
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