散歩道<683>
                        散歩道・面白い話大集合(235)・1263     

1261.ボス猿の条件は
 
群れを成して生活する動物には必ず指導者がいて仲間を統率している。猿の群れにおけるそれはボス猿で、一群の生活と安全を保証する重大な責任を持っているので権限も大きく、それだけに、だれでもなれるというものではない。ボス猿は人(猿)気がなくてはならない。人気の要因は
 
1、気が強いこと、 2、体力が優れていること、 3、喧嘩の仲裁ができること、 4、めす猿にもてること、
 人間社会での色男は金と力のない優男と、昔からきまっているが、猿の仲間では、生活と生命がかかっているだけに、めす猿は真剣におす猿の能力を評価する。めす猿にも、よい子猿に恵まれたボス猿は、老衰しても権威を失わない
<検>3142

1262.養老さんの著書に会いたい・遺言
 
いい事の一つに「意識」が引き起こす害がある。目や耳などを通じて受ける感覚に対して、そこに「同じもの」を見つけ、意味に変換し、秩序を与えるのが「意識」。動物は感覚を使って生き、人間の活動の大部分は「意識」に基づく。そして、都市化が進む社会で暮らすと「間隔入力を一定に限ってしまい、意味しか扱わず、意識の世界に住み着いている」ようになるのだと書く。<検>6110

1263
.夏目漱石が流行らせた「月並」(つきなみ)
 明治の俳句革新運動の中心人物だった正岡子規
(まさおかしき)は雑誌「ホトトギス」を拠点にして、これまでの俳人達が「月例会」を開いて作っていた俳句を、「月並調」と激しく批判した。従来の俳句は、ありきたりでつまらないと、写生俳句を主張したのだが、これに同調したのが、子規の友人でもあり、俳句の弟子でもあった夏目漱石(なつめそうせき)。漱石は「我輩は猫である」をはじめとする数々の名作の中で、この「月並」という言葉をしばしば使った。さすが明治の文豪だけあって、たちまちのうちに流行語*1と成ったから、やはり、子規と漱石、そのへんの俳人にゃ作家とは、いささか貫禄が違うようだ。樋口清之様