散歩道<6789>

                    インタビユー 米中間選挙2018  ポピュリズムの台頭(7)      

 「私はかってナショナリズムが猛獣化した国(ドイツ)で生まれました。ナショナリズムから目を背けたい感情もありますが、それが政治を動かす力である現実も直視せざるをえません。保守派の米上院議員、ジョンマケイン氏が8月に亡くなる前に美しいことbを残しました。『米国は)理想主義の国だ。血(民族)と土(地縁)のくにではない』。私たちナショナリズムを排除する道具ではなく、違いを乗り越える力に『飼いならす』工夫が必要です。教育が果たす役割も重要です」
・・・少子高齢化で人口が減っていく日本は、様々なルーツを持つ人が住む社会にうまく移行できるかが問われています。
 「3年目、ドイツでイスラム排斥を掲げる右翼政党の集会を見かけました。驚いたことに、そこに日本の国旗を振って参加するドイツ人男性がいたのです。なぜかと尋ねたら、『日本は国を閉ざして移民をふせいでいる。賢い選択だ』と話していました。しかし私は日本も多様な人種や宗教を持つ人が住む社会への道を歩んでいることを知っています」
 「ドイツは長らく外国人をいずれ本国に帰国するビジター(訪問者)とみなし、ドイツ社会への同化を手助けして『私たちの民主主義』のメンバーに迎え入れるのが遅れました。そうした失敗を日本は賢く学んでほしいですね」
<検>政治 

'18.11.7.朝日新聞・米政治学者 ヤシャ・モンクさん