散歩道<6788>

                    インタビユー 米中間選挙2018  ポピュリズムの台頭(6)
      

ドイツで難民排斥を掲げる政党が勢力を伸ばし、ブラジでは軍事政権を賛美する人物が大統領選を制した6日に中間選挙があった米国ではトランプ大統領がメディアを執拗に攻撃した。民主的な選挙がポピリズム(大衆迎合政治)と言う怪物を生み、民主主義を窒息させる。世界中に蔓延する現象をどう読み解けばいいのか。

                   ナショナリズ 排除に道具から 違い越える力に

・ ・・米国のトランプ政権もそうでしょうか。
 仮にポピリストの国際競技大会が開かれても、トランプ氏はメダルを取れないでしょう。情動的でイデオロギーの一貫性にかけるからです。『米国はどうあるべきか』というビジョンもありません。それでもメディアや司法機関などへの執拗
(しつよう)な攻撃は、米国の民主主義の脅威になっています。6日投票(現地時間)の米中間選挙は大統領に対するチェック・アンド・バランスを回復する絶好の機会ですが、そこに向けて結束するには今の米国社会は分断され過ぎています」
 「欧州のポピュリスト政治家と違い、トランプ氏は若者層に浸透していません。彼自身が高齢と言う事情もあります。私が危惧しているのは、将来、より若く、洗練され、抜け目なく民意を操る人物が米国に誕生することです」
・・・どうすれば民主主義への信頼はとう戻せるでしょうか。 
 「グローバル化の恩恵を私は否定しません。しかし、市民が「自分達でものごとを決める』受け皿として国家の役割にもっと注目していいでしょう。たとえば市民がグローバル化に反発する理由として、府浴槽や多国籍企業がぬけあなを利用して適正なの納税を逃れる問題があります。タックスヘイブン(租税回避地)を厳しく規制し、自国に税金を払わせる。税制を公正にして、得た財源ンを社会福祉や住宅政策など国民のセーフティネットの構築に向ける」 
<検>政治  

'18.11.7.朝日新聞・米政治学者 ヤシャ・モンクさん