散歩道<6730>
社説・殺人ロボツト(1)・出現を許していいか
人工知能(AI)を備え、人間の介在なしに標的を定め、攻撃する。SF映画に出て来るような、そんな兵器が現実に使われる時代が来るかもしれない。議論を急ぎ、開発・配備される前に歯止めをかけるべきだ。
自律型致死兵器といい、殺人ロボツトとも称される。AIを積んだものや、昆虫のような超小型無人機が構想されている。
人類の歴史の中で、火薬や核兵器の発明は戦争のあり方を根底から変えた。殺人ロボツトはそれと同じような変容をもたらすかもしれない。
すでに米国は無人機のドローンを米本土から遠隔操縦し、外国の敵を攻撃している。自らは安全な場所に身を置いて一方的に攻撃する行為には、かねて批判がある。ましてロボツトがその判断で殺傷するとは、戦争もまた人間の所業であるという枠さえも逸脱する。
米国、ロシア、イスラエル、韓国など研究・開発している兵器は、遠からず殺人ロボツトの域に達する可能性がある。自軍の兵士を傷つけずにすむことが、推進する側の最大の理由だろう。さらに、機械のほうが判断や動作が人間よりも迅速かつ正確だとして、誤爆や民間人の巻き添えを減らす効果があるという主張も聞かれる。
しかし、判断ン機械に任せることには大きな疑問がある。 <検>戦争、<検>AIロボツト、
'18.10.20.朝日新聞
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