散歩道<664>

                        散歩道・面白い話大集合(216)・1151

1149、それでも嫌ですか漱石どの
 夏目漱石は、朝日新聞社に勤務した初仕事が美術展の絵の批評する仕事であった、その中で孤高の画家・木島櫻谷の動物の絵に対して厳しい評価を下している。彼の作品は”好きではない”という、
'17.11.19.日曜美術館では、彼が描いた絵具は実に多彩で独自に作られた色であるという事が現代のCTの技術によってその成分が分析されたという、特に青色に関しては25~30色の色を独自に作ったと考えられるという、それが背景の木の葉1枚1枚に塗られているという、それほどの絵であることが分かった今でも、夏目漱石は”いや”というのであろうか?、この話に夏目漱石の孫にあたる人は、木島櫻谷様には誠に失礼なことをしたと謝ったと伝えられた。”それでも嫌ですか漱石どの”と、叉、漱石は叉、正岡子規とは同部屋で生活したこともあり、詩を正岡子規に指導を仰いでいた記事も載っている。('17.11.21の朝日新聞記事)

1150、
仏像の研究にX線のCTスキャン装置が威力発揮
 仏像の研究にX線のCTスキャン装置が威力を発揮している。仏像を解体せず、胎内を透視して構造や納入物を確認できるうえ、データー分析によって納入物の形を立体的に再現することも可能になった。一方、仏像の「健康診断」にも役立っている。腹部に穴が開いたり、製作中に削られたりしてるのが分った。像が芯があって木目が詰まった材が使われていたり、今後、年輪年代学、植物学の研究者と協力して木の種類や産地などもわかるかもしれない。現代CTスキャンは東京、京都、奈良、九州の各国立博物館が導入している。
('17.11.21の朝日新聞記事)

1151、
独な荒法師「ひとりぼっち」
 「法師」といえば、平安時代、権勢をほしいままにした後白河(ごしらかわ)天皇が、「意のごとくならざるもの」の一つに数えられたように、乱暴狼藉者のイメージが付きまとう。その法師が、ひとりさびしくしている姿を「独法師」(ひとりぼうし)、それがなまって「ひとりぼっち」というのでは、どうも様(さま)にならない。もともと法師というのは、乱暴狼藉が本職でなく、仏法に通じた僧を指しており、言うまでもなく頭を丸めていた。昔は子どもも頭髪をそっていたから、実は法師には子どもの意味もあるのだ。これなら、だだをこねて、母親に叱られてしょんぼりしている姿を「独法師」というのもぴったりする。樋口清之様

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