散歩道<6625>                                     

                            箱根彫刻の森美術館

 彫刻の森は、広大な土地のあちこちに大きな大理石の彫刻がめだつ、どの彫刻も写真に残しておきたい(正直な所私は何枚も写真を撮った)ような素敵な形(姿)をした建造物である。1つ1つの彫刻が何かを訴えたいような姿であるのが、人を引付ける要素になっているように思う、これ等彫刻の大きさを見ていると、ヒトは大きなものに何か惹かれるものがあるようにもおもえる。観客はその彫刻をバックに記念写真を撮っている。
 緑の森の中で、一際めだつのが赤や、白、青、黒のそれも馬鹿でかい彫刻である、(ミス・ブラックパワーの赤・白・青・黒・鼠色や、しゃぼん玉のお城・白色、ネットの森の茶色)等である。
 叉、ピカソ館の中の多くのピカソの作品、油彩、版画、彫刻、タピスリー
人の顔を描いた初期の作品が数多く展示してあるという、陶器上に描かれた顔や、抽象的な絵が興味引かれた。ピカソ展については今までに色んな場所の展示会場で見た作品を何点か、この記念館こで改めて見る事ができたのは懐かしく嬉しかった。彼の作品は、何時見ても理解しようとしない方が正しいのかと思う?。彼が晩年(彼は84歳で生涯を終えたが)、死の恐怖について大変意識するようになったという本人の記述は、これほどの天才も死というものにについて一般の人間と同じように感じていたのだと人間性を感じた。毎日の生活の中で自由に描いた絵が多いように思えた。
 叉、本館ギャラリーのヘンリー・ムーアの色んな彫刻の数々の素晴らしさ、メダルト・ロッソの作品の彫刻の重厚さに重く深いものを感じた。
 これらの作品を見て、作者が考えていたことその作品を取組む姿勢など、記述されたものを読むことは何とも楽しいものである。作品の重厚さや出来栄えの美しさと比し全く普通の人が感じていたようなことを考えながら、作品に取り組んでいたと知ると何だか救われた気になるのである。