散歩道<6609>
コラムニストの目・2020年米大統領選・ トランプ氏対「母なる自然」(1) (1)~(4)続く
これまでとは違うかもしれない。
2020年の大統領選は何時もの通りだという思い込みがある。トランプ氏は経済、社会問題、移民を取り上げ、民主党候補は所得格差、民主社会主義、トランプ氏の人格を取り上げる。2020年版の左右対立米国政治だ。
だが私は、重要な争点が眠っていると確信している。「母なる自然」だ。
気候変動と関連する今年のあらゆる異常気象がさらに悪化し、損害を増大させるとしたら?2020年の大きな争点が、右と左ではなく、暑いか寒いか、豪雨や干ばつなら?誰がロシア政策や北朝鮮政策で失敗したかではなく、「誰が地球を失ったか」ならどうだろ?
話題にしているのが自然界のことなので、慎重になるべきだ。だが、今夏だけでも世界に襲いかかっているあらゆる破壊的な異常気象を見ると、まるで「母なる自然」がこう言っているかのようだ。「ああ、ここ数年、私があなたたちに肩をたたいていることに気付かなかったの? まあいいでしょう。じゃあ、これは?」
「欧州を干上がらせ、カリフォルニア州やカナダで激しい山火事を起こし、北極圏の北方でも8月の気温がカ氏86度に達したでしょう。日本には観測史上最大の雨と、その2週間後に、東京の北西にある埼玉県熊谷市に同106度というあの国の最高気温をもたらした。東部オーストラリアには、記憶に残っている限りで最悪の干ばつをもたらしたでしょう」 <検>環境、<検>政治、 (NYタイムス、8月15日月、抄訳)
'18.8.25.朝日新聞・トーマス・フリードマン
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