散歩道<6596>
日曜に想う(2)・下駄を脱がせろ 女性に任せよ
そうした発言を聞きながら思い出したのは、伝説の編集者、花森安治の書いた「女だけの政治」と題する一文である。
・・・・
「暮らしの手帳」を創刊した花守の一文は、戦後何年かして」書かれた。政治の愚劣に怒り、もはや男の政治はダメだから一度女に任せてみよ、という主張は先見性に富む。一説を引いてみる。
「人類が」物心ついたからというもの、政治は男のやるものと決まっていた。そして男たちは、ああでもない、こうでもないと、いろいろやってきたが、どうやってみたところで、戦争は次から次へとくりかえされるし、世の中の不合理は、すこしも改まらないのである」
だから世界中の国の政治をみんな女性がやればいい、と説いたうえで「男がダメだったら、今度は」女がやるまでの話である。・・・・とにかく、これは、やってみる値打ちのある事である。女の為にも、そして人間全体のためにも」。
<検>女性、<検>政治、<検>発想を代える、
'18.8.12.朝日新聞・編集委員・福島 伸二氏
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