散歩道<6591>
波聞風問・人口減少(3)・若者たちの不安の正体
何も手を打たなければ人口は2053年に1億人を割り、2110年に約5300万人まで減る。あまりに急激過ぎてショックが大きい。ただ、有効な対策が打ててれば60年以降、9千万人台で安定させることは可能だという。
カギとなるのが職住接近。子育て世代が共稼ぎをしながら産み育てられるようにするのに欠かせない条件だ。東京のような巨大都市では難しいが、全国の中核都市に人口が分散していけば可能だろう。
人口減対策は社会保障、都市政策、雇用政策、地方行政などありとあらゆる政策がからむ連立方程式だ。総合的に数十年がかりで粘り強く取り組まないといけない。政府と国民の強い決意も必要だ。
もし若者たちに「この国にそんなことは期待できない」と思われたら悲観の渦はどこまでも広がっていくだろう。
<検>政治、<検>世相、
'18.8.7 朝日新聞・ 編集委員・原 真人氏
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