散歩道<6590>
波聞風問・人口減少(2)・若者たちの不安の正体
つまり学生の不安をなくすのに必要なのは、物価を上げる事でも株価を維持することでもなかった。地に足の着いた課題の解決なのである。
「人口減少と社会保障」の著書がある山崎史郎氏をたっずねた。厚生労働省の官僚時代、「ミスター介護保険」と呼ばれた社会保障のプロだ。
・・・・若者は人工減少を悲観しています。どうしたら?
山崎氏「本格的な人口減少が始まれば、社会保障の支え合いの基盤が加速的に弱まります。それに備えて、新しい支え合いの基盤を早く作り直すべきです」
そこで心配になるのが団塊ジュニアだという。いま40代となったこの世代は、就職氷河期に社会にでて、非正規のまま働き続けている人が少なくない。20年後に65歳以上となったとき、相当数が単身で低所得の高齢期を迎える恐れもある。一刻も早く本格的な職業訓練や仕事のあっせんで対応することが望まれる。
2008年に1億2808万人でピークを打った日本の人口は下がり始めたばかり。本格的な減少はこれからだ。「いわばジェットコースターの頂上から急降下が待っています」と山崎氏。
<検>政治、<検>世相、
'18.8.7 朝日新聞・ 編集委員・原 真人氏
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