散歩道<6583>
社説・ 戦後73年とアジア(4)・ 未来へ向け記憶を紡ぐ
地域の発展に向けて
この潮流を見据えたうえで、これまでアジアに関与してきた日本がもっと建設的な役割を果たす道があるのではないか。
たとえば、日中韓の自由貿易など経済的な地域協力作りだ。
すでに、米国が去った環太平洋経済連携協定(TPP)を維持する実績を作った。国際ルールを踏まえた多国間枠組みの実現にもっと努力出来るはずだ。
さらに中国の提唱する「一帯一路」構想への意義ある関与を探りたい。構想は、世界経済に資する歴史的事業にも、中国の覇権拡大の道具にも、いずれにもなりえる。日本は、アジアの全体の浮揚こそが世界と中国の利益になると説くべきだ。
インド、豪州や東南アジアとの連携も、深めていく必要があるだろう。アジアの諸国から見れば、日本は今でもぬきんでた経済大国であり、中国とは一線を画した自由主義国でもある。日中両国は競うのではなく、互いにアジアの発展に貢献する共通の理念を掲げたい。 <検>戦争、<検>外国、
'18.8.15.朝日新聞
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