散歩道<6551>

                                       高校野球・
100回(1) ・ 無数の支えと励ましと

 第100回全国野球選手権大会がが今日、阪神甲子園球場で開幕する。大会は1941年、戦局の深刻化を理由に地方大会半ばで中止された。太平洋戦争の間、空白が続いた。敗戦から1年の46年8月15日、兵庫県の西宮球場で全国大会が再開し、よく年夏には占領軍の接収解で甲子園のグランドに球音が戻った。
 作詞家の阿久悠さんは、敗戦後の故郷・淡路島が舞台の自伝的小説「瀬戸内野球団」 で「野球のある時代が平和であり、野球の無い時代が」戦争の時代であった」ときした。平和の尊さをかみしめたい。

 戦後、一度も途切れることなく大会が続いたのは、多くの人達の理解と支え、励ましがあったこらこそでもある。とりわけ、大きな災害に見舞われた時、そのことを痛感する。
 この夏は、西日本豪雨の影響で14の地方大会が日程の変更を迫られた。犠牲者が百人を超えた広島県では、被災状況を考慮して開幕を予定より10日延ばし、期間中は全ての球場で弔意の反旗を掲げた。 
<検>スポーツ

'18.8.5.朝日新聞