散歩道<6550>
                   インタビユー 地球環境 限界なのか(7)・

 
西日本が死者200人を豪雨に見舞われたのに続き、「災害級」の猛暑が日本列島を襲う。人間の活動によって、地球環境は限界を超えつつあるのか。持続可能な開発目標SDGSの基礎になった枠組み「プラアネタリー・バウンダリー(地球の限界)」。その研究を主導したヨハン・ロックストロームさんに聞いた
 

    
・・・日本には、環境対策が経済や雇用にマイナスという考えが、まだね強く残って居ます。
 「持続可能な消費や暮らしが、最も安くて簡単なら、人々は地球や環境のことを考えなくてもそれを選ぶでしょう。環境問題の解決の為に環境だけに注目するのをやめなければなりません。それは経済や雇用、豊かさ、繁栄の問題なのです。ただ、変革は急を要します。25年で脱化石燃料の経済を実現し、いますぐ生物多様性の喪失を止めなければなりません。政治やビジネスのリーダーシップが必要です。
 プラアネタリー・バウンダリーの考え方は、国連が15年に採択したSDGS(持続可能な開発目標)の基礎になっていますね。
 「二つには、とても強い関係があります。SDGSの17目標にはプラアネタリー・バウンダリーの9限界値のうち四つが入っていて土台になっています。それ以外の限界値も、SDGSは、すべての国にとって地球の限界内で発展するためのロードマップであると言えます。日本やスエーデンのような国は、リップサービスでなく、SDGSを最高レベルの政策に位置ずけなければなりません。7        
<検>環境、<検>政治
'18.8.2.朝日新聞・ ストックホルム・レジリエンス・センター所長・ヨハン・ロックストロームさん