散歩道<6547>
インタビユー 地球環境 限界なのか(4)・
西日本が死者200人を豪雨に見舞われたのに続き、「災害級」の猛暑が日本列島を襲う。人間の活動によって、地球環境は限界を超えつつあるのか。持続可能な開発目標SDGSの基礎になった枠組み「プラアネタリー・バウンダリー(地球の限界)」。その研究を主導したヨハン・ロックストロームさんに聞いた。
生地系が吸収せずCO2濃度急上昇回復喪失の合図
・・・1.1度の気温上昇でこれだけ影響が出ています。地球温暖化防止の国際ルールであるパリ協定は、産業革命前からの世界の平均気温の上昇について2度を十分下回り、1.5度を目指すとしていますが、世界は4度上昇に向かう軌道上にあります。
「1.1度になっているのは、大気汚染などにエーロゾル(浮遊粒子状物質)に日射を遮る冷却効果があるからで、此れがなくなれば1.5度近くに上昇することを覚えておくべきです。地球の気温は、すでに最終氷河期終了(約1.2万年前)後で最も高くなっています。例え2度未満に抑えても、影響を軽減する為に膨大な適応策が必要になるでしょう。
「プラアネタリー・バウンダリーの気候変動の限界地である1.5度は目の前に来ています。2度未満に抑ええるには、石油や石炭など化石燃料の使用をやめるだけでなく、ほかの項目が限界値を超えないようにしなければなりません。炭素を自然生態系の中に隔離しておかねばなりません。私たちは恐らく、永久凍土の融解によるメタン放出や炭素吸収源である森林の喪失(そうしつ)、海洋からの炭素放出の危険性を、低く見積もりすぎています」4
S <検>環境、<検>政治
'18.8.2.朝日新聞・ ストックホルム・レジリエンス・センター所長・ヨハン・ロックストロームさん
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