散歩道<6518>

                              耕論・バック・トゥ・近代?(2)・ 自由貿易へ揺り戻し来る

  一方、中国も本音では、製造業からサービス産業への構造転換のため、一層の貿易自由化は不可欠だと考えている。しかし国内の政治情勢や国民感情を考えると、覇権国・米国の圧力を受け、「はいそうですか」とは言えない。
 両国ともメンツ優先の「チキンレース」に突入しています。最後まで突っ込む可能性も捨てきれませんが、私は長続きしないと思います。
 米国が中国からの輸入を制限すればするほど、米国企業が困ります。スーパーから輸入食品がなくなれば、米消費者が悲鳴を上げるでしょう。中國でIPHONEがつくれなくなれば、米アップル社は大損失になりかねない。悪影響が表面化すれば、「チキンレース」は終わるはずです。
<検政治>

'18.7.11.朝日新聞   学習院大学教授・伊藤元重さん 

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