散歩道<6505>
耕論・服が安く買える社会で
消費者もニーズも多様化(2)
同じ店で買っても他の人とかぶらず、店で選ぶ楽しさも味わってもらうよう、少量多品種化も進めた。うちで見つけたお買い得品をブログなどで紹介する「しまパト(しまむらパトロール)」も人気になりました。買い物の楽しさに加えそれをネットで誰かと共有して交流するのを楽しんでくれているようです。
ただここ3年で消費者が叉変化しています。不景気でもなさそうなのに、売り上げに停滞感がある。特に10~20代前半の層で厳しいです。
メルカリやネット販売の影響はあるでしょう。でも私は消費者の求める価値が多様化し、決めつけることができない時代になったのだと思います。値段だけでもトレンドだけでもない。従来売れていた中心価格帯の売れ行きが鈍り、少し値が上でも一手間かけた商品がいま人気です。
ユニクロの出現が、日本の消費者の感覚を変えたことも見逃せません。女性でも定番の服なら、他人と同じ服を着ることが恥ずかしくなくなった。しまむらも現在、ベーシツクな服を、まとまった量で発注するPBに力を入れています。売り場に行っても買え、確実にリピートしてもらえる「定番商品」で、価格帯もプレミアムからバリューまで3本作りました。お客様へのアプローチも店舗、ネットと多チャンネル化する必要がある。消費者jのニーズは、今、本当に様々です。もうこれさえやっていれば大丈夫とは言えない。私たちには難しい時代になりました。<検>世相、<検>企業、
'18.7.5. 朝日新聞、 衣料チェーン・「しまむら」社長 北島常好さん
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