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                        面白い話 (89)・(そうばな)・泥酔(でいすい)

かたえくぼ:ホテルの確認:非常階段より建築設計書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宿泊客(一休)

                      景気のいいだんなの祝儀「総花」(そうばな

 男子の本懐は遊興にありというわけではないが、遊びたくても、何しろ先立つものがないことには話にならない。その点、江戸時代の豪商紀伊国屋文左衛門
(きのくにやぶんざえもん)の剛勇ぶりは、つとに知られている。後世にも軍需景気や高度成長の余禄で成り上がったミニ紀文(きぶん)たちが、花柳界をにぎわした。懐具合がいいから、あちらのもヨッシャ、こちらにもヨッシャ、と金をばら撒く。時には、芸者衆をはじめヨッシャ、その店の従業員全員に、ご祝儀を配った。この総花を打つと、「まあイキな旦那ねえ」とばかり、一同うち揃って挨拶に来たというから、さぞかしいい気分だったろう。最近では、政府が「総花的予算」を組んで、国民のご機嫌はなかなかままにならない。樋口清之様

                                    
一人娘と春の日はくれそうでくれぬ
一人娘は、親が惜しんで中々手放さないし、昔流だと養子をとることになり、嫁にくれないもの。ちょうど春の日が、暮れそうで暮れないようなものだという、「くれる」の掛けことばを生かしたことわざ。

                      酔ったのは何の虫?「泥酔」(でいすい)

 中国は盛唐の時代、李白
(りはく)と並び称された詩人杜甫(とほ)は、李白の豪放に比べて、きわめて神経質だったと伝えられている。その杜甫、酔って正体のなくなった様を、「泥(でい)の如し」と表現したが、この意、右も左もわからないほどにベロベロに酔って、道に突き伏し、泥まみれになることと解釈したのではいささか”詩的”でない。この”泥”『異物志』という本によると、南方の海辺に生息する下等な虫の一種を指している。この虫、骨がなくて、いつもグニャグニャしており、その様子が人がひどく酔ったときの様子に似ているので、これに例えたのだというのだ。お互い、虫になるほど飲み過ぎないように注意したい。樋口清之様