散歩道<642>
                         散歩道・7850(通算)・面白い話大集合(194)

1049 和歌を刻んだ10世紀半ばの土器.
  
山梨県甲府市塩山下於曽の平安時代の「カケチ遺跡」居館跡から、和歌を刻んだ10世紀半ばの土器が見つかった。県立博物館の平川南館長はこの時期のひらがなのみで書かれた和歌1首が出土資料として発見された例はなく、中央から地方へのひらがなの伝播(でんぱ)を知るうえできわめて重要だ」と話している。
 発表によると甲斐型土器と呼ばれる素焼きの土師器の皿(直径12㌢)の内面に、1文字の欠損部分を含め31文字が5行に渡って刻まれている。生乾きの状態で竹べらの先端を用いて彫り、その後焼成されたとみられる。
 和歌は万葉集や古今和歌集などに見慣れないオリジナルで恋や別離に使われる言葉があり、惜別の気持ちを伝える内容。このような教養ある人物が地方にもこの当時いたことを示すと判断されるそうだ。ひらがなは、8世紀の万葉仮名から草仮名を経て成立したとされると平川さんは言われる。
'17.8.19     <検>教養<検>時代

1050 洒落れた計らいに出会えた
  
'17.8.20.台風15号の影響で、地上では日本各地で大洪水、空の便が多くの空港で混乱、その飛行機に乗り合わせたシンガー・ソングライターの松山千春さんが同じ飛行機に乗り合わせた乗客に「皆は苦労していますから待ちましょうと」メッセージを述べた後、自分の歌を披露したので、乗客はおもわずのプレゼントに大いに喜ばれた言うことだ。
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1051. 恋というものは生鮮食品
 恋というものは純粋であるゆえに、その新鮮さは長くは持たない。だから、「それを『愛』という物質と結合させて、恋愛にすることこそ、保存食品に成り得るわけである」と説いているのは作詞家の麻生圭子。生鮮食品である恋を手に入れるのに、さして難しいことではない。問題はそれをどのように加工して長持ちさせるか、という事だ。どんな愛を結合させるかによって保存期間も変わってくる。結婚にたどり着いたふたりはすでの保存食品になっているわけであるから、今後も上手に保存していくように、と加えればしゃれたお祝いのスピーチに成る

1052.
海荒れて漁師オカに上がる「しける」
 今でも漁村を訪れると、海を眺めて次の日の天候をピタリと予想する年老いた漁師が1人や2人いるものだ。天気予報のなかった時代には、このような老漁師のカン1つで翌日の出漁準備をしたというから、このカンたるや、確立50%などと悪口をたたかれる天気予報よりよほど確かだが、一度「しけ」が続くとまさに開店休業となる。この「しける」という言葉、オカに上がって、商売の不景気、興行の客入りの悪いこと、物事がうまくいかないことなどの意に広く使われるようになった。恋人同士が某所に「しけ込む」というのは、海が「しけ」たときに、船を港の奥にひっそりと引きこんでおく様子からの連想であるという。樋口清之様

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