散歩道<6101>
日曜日に想う・憲政の神様から71年後の国会へ(2)
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のっけから翁は挑発する。「良い憲法さえ作れば国がよくなるなどという軽率な考えを持ってこれにご賛成になりますると、非常な間違いである。憲法で国が救われるならば、世界に滅亡する国はありませぬ」と断じ、何よりこの国の「官尊民卑の弊習」を問題視し、議会民主主義の本質へと論を勧める。
「元来民主主義となる以上は、国家の政治の主体が議会になければならぬ、立法府が国家の政治の主体となって、行政府はその補助期間とも言うべき位置にたつのであります」。新憲法により首相の選出まで立法府に写る時代の変化を踏まえて翁の論じ立ては痛快だ。
大臣及び政府委員の席が高い「不都合な」議場から改造せよと迫った会議録には賛意を示す議員らの声がのこる。あえて翁は教育に「恐らく二大、三代以上」かけねばこの弊害は
改まらないとしたが、改造ひとつにとっても実現はしていない。
<検>政治、<検>
'17.11.26。朝日新聞・編集員・曽我 豪氏
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