散歩道<6083>

                       歴史「覚える」から「考える」へ(2)・・高校教科書 用語精選案提出

研究会の運営委員長 桃木至朗・大阪大教授に聞

・・・こうした人物は、歴史を学ぶ上で必須では。
 これらの人名は小説やドラマでも有名で、小中学校段階で既に親しんでいる。
 小中学校は人物を重視して日本史を学ぶが、高校は世界史、日本史とも偉人伝より、歴史の流れや社会の構造の変化を学習する。人名や事件名はその手がかりだ。そこで、小中で学んだ知識や、歴史を大きく動かしたわけではない人名、事件名は大胆に削った。
・・・ どうして精選を。
 入試科目である世界史Bの主な教科書の用語数は1950年代の3倍近くに増え、学校の授業の時間内では教科書が全然終わらない。難関大学を目指す生徒は多数の用語をひたすら暗記し、さらに補修が必要になる。「これではコスパ(効率)が悪い」として、入試で歴史を選択する高校生が減っている。歴史で受験しない生徒は補修を受けないから、教科書の途中で勉強が終わってしまう。理系の歴史離れは特別に深刻だ。

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