散歩道<6045>
経済気象台(859)・第4次産業革命
今や世界は第4次産業革命の時代と言われている。日本にとっても、この産業革命が今後の経済成長を引き上げるカギになりそうだ。
振り返ると、第一次産業革命が蒸気機関の発明と利用、第2次が電力、モーターの開発と普及、第3次がコンピューターによる自動化だ。そして今回の第4次は、AI(人口知能)やロボット(ドローンなども含まれる)、LOT(ネットを通じた新ビジネスの提供)、ビッグデーター(大量の情報を利用したビジネス)を使った技術革新と言われている。
これから何が起こるのか予測するのは難しいが、ヒトの複雑な頭脳労働はAIに代わり、ヒトの能力を超えた肉体労働はロボットが担うだろう。医療データーを分析し、ヒトの健康状態を把握、適切な」医薬品をドローン出届ける・・・・。そんな想像も膨らむ。人間の役割は新しいアイデアを出したり、個々人がものごとの判断を下したりすることのみになるかもしれない。
日本の今後の成長のためには、これから起こるであろうことを的確にとらえ、社会のシステムを変え、生産性を上げることが必要だ。
しかし、こうした想像が実現すれば、人間はどんどん怠惰になり、むしろ労働生産性が低下してしまうのではないか。新しい産業が発展するが、従来の産業の中には廃業に追い込まれるものも出てくるはづだ。
日本はまだ低成長が続いているうえ、格差の解消もままならない。産業のながれが一っ気に加速すれば、成長向上の鍵どころか、心配される格差がさらに拡大してしまわないか。政府には、産業革命の進行の影響を冷静に見ながら、そのながれの速さを調整してもらいたい。'17.9.30.
![]()