散歩道<6043>
経済気象台(857)・日欧EPAの地政学的含意
7月に合意に達した日欧のお経済連家鵜協定(EPA).通商担当の欧州委員マルムストローム氏は「単なる通商合意(trade deal )ではなく、欧州連合と日本との戦略的同盟(strategic
alliance)」だとする。民主主義、法の支配といった価値を共有する日欧が、労働者の権利、環境、食品安全など、市民を守るための高い基準を設定したものの、とも強調する。
日本ではチーズや畜産品、欧州では自動車に関心が集まったが、協定の対象は実に広範だ。電子商取引の消費者保護や日欧間の対話の継続、環境や労働分野での「供応市民対話」なども含まれる。
EPAと並行して、懸案の個人情報に関しても、日欧間での円滑な移転の枠組みが整備されることに成った。
背景には、米新政権の保護主義への日欧の懸念、英国離脱の欧州連合の事情がある。
グローバル経済は開放的な貿易システムに支えられている。情報技術の進展は、データー屋ソフト・技術の自由な流れ、各国の国内制度の更なる調和・統合を求める。他方で、グローバル化によるヒト・モノ・情報の流れの拡大に懐疑的な動きも広がる。しかも、データーやソフト・技術の流れは安全保障や政治体制にも関わる。野心的で広範な経済連携協定を結べる国は限られるのだ。
国際的なルール形成に米国が関心を失う中で、欧州では、パートナーとしての中国への期待やその巨大市場の魅力と、影響よく拡大への懸念が交差する。今回の連携協定によって、国際秩序形成への日欧の連携を期待し、さらにTPPがそうであったように、中國をにらんだ地政学的な含意を読むのは、欧州連合と日本ッ性負の当事者の糸を超えているだろうか。 '17.8.29,
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