散歩道<6041>

                         波聞風問・不正続く製造業   経営も現場で5回の「なぜ」(2)


 
 甘えの構図はなぜ染みついたのか?専門性の高い製造現場は」、もともと他の部署との人事の交流が少ない。何をしているのか同じ社内であっても、外の部署からはよくわからない。それぞれの現場がタコツボ化し、ブラックボックス化していた。
 なぜ現場はブラックボックスに成るのか?「あんうんの呼吸」で明文化されない「暗黙知」を共有し、微妙な」調整を重ねる「すり合わせ」によって、日本の製造現場は競争力を保ってきた。オープン化に消極的な雰囲気が外から「見える化」を阻んだ。
 なぜ発覚後も不正は続いたのか?神戸製鋼と日産では社長が謝罪した後も不正が起きた。ボトムアップを重んじる日本の巨大企業の組織は「列車型」とされる。先頭列車がハンドルを切っても、後方車両が同じ方向にそろうのにどうしても時間がかかる。

 '17.11.7.朝日新聞・編集委員・堀篭俊材氏
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