散歩道<6017>
波聞風問・続く企業不正「これぐらいなら」させぬには(2)
伝統的な経済がくでは人の経済活動での感情や心理が分析の対象となる。心理を分析するデーターを集めるための実験もかかせない。
今回はThe(honest)truth about dishonesty」(邦題「ずる」)を書いたダン・アリレリー米デューく大学教授の考えを参考にしたい。
「ずる」は「ずる賢い」のずるである。教授は不正を促す八つの要因を示す。まず「観樹殻が不正をしても利益を得るのは他人」という要因だ。神鋼の不正でも、かかわっても直接は自分の利益虹はならず、徳をしたのは会社だった。だから不正にかかわっても自らにいい訳ができた。
また「他人の不正を目撃するというのも、複数の部署、管理職がかかわっていたという神鋼にあてはまる。「上司や同僚もやってた」という思いは道徳心の垣根を下げる。教授は「人は不正に感染しやすい」とも説く。<検>企業
'17.10.24.朝日新聞・編集委員・多賀谷克彦氏