散歩道<6016>

                        波聞風問・続く企業不正「これぐらいなら」させぬには(1)

 不死の続くすそ野はどこまでひろがり、いつまで時をさかのぼるのか。神戸成功諸が明らかにした不正である。データーの書き換えなどの書き換えなどの不正ぼ舞台は国内外に及び、かかわった管理職は数十人に上がるという。10年以上からの不正もあり、組織ぐるみの疑いが強い。
 不正の全体像、原因の究明はこれからだ。企業不祥事が起きると、経営陣かが何らかの責任んを採り、再発防止策が作られる。でも、神鋼は1999年以降、不祥事を繰り返していた。最近では、東芝や日産自動車の例もある。
 どこも、法令順守、企業統治の重要性は解っていたはずだし、体制も整ってきた。それでも不正が絶えない。
 組織の問題展ンを明らかにすることは当然だが、かかわった個人の心理も分析する必要はないか。それには、今年のノーベル経済学賞に選ばれたリチャード・セイラー米シカゴ大学らが研究する行動経済学が有効だ。
<検>企業

'17.10.24.朝日新聞・編集委員・多賀谷克彦氏                         

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