散歩道<5997>
日曜に想う・これは選挙かパロディーか(2)
「荒涼としている」。長野県飯綱町議会の寺島渉議長はため息をつく。投票率が低下し議員のなりても減る一方の地方議会の立て直しに長年、力を注いできた地方政治家だ。
町議会は町の人々をうまく「代表」できていない、議員に若者も女性も少ない、町民がどんな問題を抱えているか、どんな気持ちか、よくわかっていないのでは。そう考え、議員でない住民を集め、議員との議論に政策提言をしてもらう仕組みなどを工夫してきた。人々と政治をつなぐことに挑み続けた人の目に映る国政選挙の異様な光景。
「国民の暮らしや願いを知って入れbな、大義のない解散も野合のような合流も出来ないはず。政治家だけの集団がひとり歩きして国民においてきぼり」。首相や都知事の思惑で候補が絞りこまれれば、そこで社会の多様性は見捨てられる。「国会は社会のだいひょうでも縮図でもなくなっていく」
同じ懸念をフランスの歴史学者から聞いた。民主主義の研究で知られるピエール・ロザンバァロン氏。先日、東京であった朝日地球会議2017の講演でこう語っていた。
<検>政治
'17.10.8. 朝日新聞編集委員・大野 博人氏
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