散歩道<5972>                       647から移動

                 61年目の出発・日本を説明しよう(1)

 自動車産業は日本を経済大国へと押し上げ、世界を相手に勝ち続けています。企業人として何を目指すか、学生時代最後の夏休みに考えてもらいたい。トヨタやソニーといったブランンドだけは押し寄せるが、顔が見えない。欧米で日本脅威論が吹き荒れた80年代の日本観です。敗戦国として身を縮めるように経済一筋で、やってきたことが、何を考えているのかわからない不気味な国民というイメージを生んでいます。ほぼ半世紀に及んだ冷戦が終わり、グローバルな競争時代がやってきた時、それまで欧米に追いつき追い越せで視界になかったアジアが現れました。現地の人々を雇って輸出基地にする。その人たちが豊かになり、自動車も買えるようになる。そう信じての日本メーカーの進出ですが、かってアジアを戦場とした日本に向ける現地の目には厳しいものがあります。中国の反日デモでは、日系企業幹部も肝を冷やしたのです。日本企業がアジアに根ずくには「不気味な日本人」とは別の姿を、私達は身を持って示さねばなりません。    '05.8.12.朝日新聞社説

関連記事:散歩道<646>*1講演会・岡倉天心とインド
関連記事:散歩道<244>なぜアレキサンダー大王だけが東方遠征に成功したか。・LOG(激論)*2自衛隊が海外派遣する時、この必要性を感じた。