散歩道<5941>

                           日曜日に想う・大統領と知事、そして議会(2)

 
 小池知事自身、「実は彼(マクロン氏)と私は全く同じことをやっていることに気付きました」と月刊誌「正論」8月号で語っている。
 政党に繋がりを感じることが出来なくなり、「代表されていない」といういらだちを募らせる人々。その不満の「受け皿」を用意する「それは代j表制民主主義が危機に直面する時代、議会選挙での勝利方程式かも知れない。だが、2人のやり方が問題を解決できる政治への方程式とは限らない。

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 そもそも2人が議会で確保した「与党」は「政党」なのだろうか。
 学習院大学の野中尚人教授は、マクロン氏の共和国前進について「20世紀的な組織政党モデルから考えるとまだ政党ではない。そうなるかどうかはこれから。今はまだ過度的な運動体」と見る。他方、石毛茂都議も都民ファーストは「準備段階」にあるという。
 どちらもどこへ向かうのか。まだはっきりしない。「20世紀型」の政党か、あるいは新しい形を創造するのか。いずれにしろ、人気の高いリーダーとその仲間という政党未満のグループのままでは、行政府を相対化する議会の視点を持つのは容易ではあるまい。
'17.8.6.朝日新聞・大野博人氏

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