散歩道<5934>
日曜に想う・未来世代に仕掛ける戦争(1)
風が爽やかな夏の一日、北海道にある富良野自然塾を訪ねて、直径1㍍に縮尺した石製の「地球」を見た。富良野に暮らし幾多の舞台や名作ドラマを生んできた脚本家の倉本聡さんが主宰する、体験型の環境教育の場である。
人の想像力は、あまりに大きなものには及びにくい。うんと小さくすることでイメージを深めてもらおうと極小の地球をつくった。このサイズだと、海の水は全部でビール瓶1本部bン氏かない。無尽蔵に思われる海の、心簿側なるほどの有限性に、はたと目を開かさせる。
空も無窮に思えるけれど、旅客機の飛ぶ高さは地表から1㍉ほど。人間は天地のはざまにへばりつくように生かされている存在だと、改めて実感する。
「それなのに」、と塾長でもある倉本さんは心配顔で言うのである。「地球を食いつぶしながら我が世の春を謳歌(おうか)して、あげくに未来をごみ箱にしているのが私たちだとは思いませんか。’'17.8.20. 朝日新聞・編集委員・福島申二氏
<検>政治、<検>外国、
備考:<309>理科離れ・数学・円周率・対数表、<5674>桁違いの大きな数字、小さな数字、<5677>大きな数字について知っておこう
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