散歩道<5918> 637から
世界の窓・強固の地盤外交にいかして(2)
小泉総理は北朝鮮との問題解決のため2度も平譲を訪れずれました。北朝鮮の核問題が解決された暁には、日朝国交正常化交渉が本格化するでしょう。日朝国交正常化には米国は勿論、韓国、中国との調整も必要になってくることですから、両国との関係をいつまでも今の状態のままにしておくことは得策ではないと思います。台頭する中国を敵対視し、日米同盟だけに全部をかけることは結局、東アジアにおける米国の孤立を招きかねないという戦略論が昨今、米国アジア専門家の間で相当強く言われていることに耳を傾けるべきでしょう。
日本の反中国論の中には靖国問題で譲歩しても中国との関係はよくならないという人がいますが、まず靖国のトゲを抜いてから次の手を考えても遅くありません。同時に、それは日本の道徳的立場を有利にすることになると思います。盧武鉉(のむひょん)大統領は、政局打開策として小泉総理が衆議院を解散した際「うらやましい」ともらし、総理の政治力を高く評価したと伝えられています。選挙結果を受けて、祝電も送りました。「今度の勝利は総理の指導力と改革に向けた信念に対する日本国民の評価のあらられ」と述べたうえ、「両国の関係が未来志向で、かつ建設的に発展していくよう一層の努力をしてくださることを望みます」というメッセージでした。
小泉総理がアジアの尊敬される指導者として長く名をとどめるためにも、いま近隣諸国との間で生じている摩擦をめぐり、是非、勇気ある決断をされることが望ましいと思います、今度の総選挙の結果が、日本が新しい強力的なアジア外交を展開する契機になるとよいのですが。2005年9月27日 '05.9.21.朝日新聞、韓国元外相・孔魯明(コンノミョン)氏 '17.8.9.
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